ヒゲ脱毛ではどんな炎症が起こるの?原因は?対策は?

光やレーザーを使った脱毛は、施術後に炎症を起こす可能性があります。他の部位であれば服で隠せますが、ヒゲ脱毛で顔が炎症を起こすと大変ですよね。ヒゲ脱毛の炎症は、なぜ起こってしまうのでしょうか。またヒゲ脱毛で炎症ができてしまった場合、どのように対策をすればいいのでしょうか。今回はヒゲ脱毛による炎症の原因や、その対策方法などについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

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ニキビ?ヤケド?ヒゲ脱毛後に起こる炎症

まずは、光やレーザーを使ってヒゲ脱毛した後、どのような炎症が起こる可能性があるのか紹介します。

ヒゲ脱毛後に起こる主な炎症

ヒゲを脱毛した後に起こる主な炎症には、毛嚢炎や肌の赤み、腫れ(炎症性浮腫)、極度の乾燥などがあります。いずれもヒリヒリした痛みがあり、見た目にも異常があるのがはっきり分かる状態です。ヤケドしたときの症状にも似ています。特に肌が敏感な人ほど影響は大きいといえるでしょう。

ヒゲ脱毛後の炎症はどれくらい続く?

ヒゲ脱毛で起こった炎症のうち、肌の赤みや腫れは早ければ当日中、遅くても3日くらいで収まります。毛嚢炎はもう少し時間がかかり、だいたい3~7日ほどが目安です。治りが遅いようであれば施術を受けたサロンやクリニックに相談し、専門の医師の診察を受けるようにしましょう。

ヒゲ脱毛で炎症が起こる理由は?

それではなぜ、ヒゲ脱毛をするとこのような炎症が起きてしまうことがあるのでしょうか? その理由には、脱毛の仕組みが深く関係しています。

ヒゲ脱毛で光やレーザーを照射すると、ヒゲに含まれるメラニン色素が反応して高熱を発します。その温度は光で70℃くらい、レーザーで200℃以上です。その熱で毛根を破壊して、ヒゲの再生を遅らせたり、できなくしたりする仕組みになっています。基本的に高熱が発生するのはヒゲだけですが、それが周囲の皮膚にも広がってしまうことがあります。結果として、ヤケドに似た炎症を起こしてしまうのです。

もちろんサロンやクリニックでは熱が広がるのを防ぐため、施術前に冷やしたり、冷却ジェルを塗ったりします。施術後も同様にクーリングして、早く炎症が収まるようにします。最近は脱毛機器に冷却装置が付いており、脱毛するそばから即座に冷却できるほどです。

ただ、赤みや腫れは冷却によってある程度抑えられますが、肌へのダメージはどうしても残ってしまいます。肌が弱い人の場合、それが原因となって毛嚢炎や肌の乾燥を起こしてしまいがちなので、注意が必要です。

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「毛嚢炎」って何?ニキビとは違うの?

ところで、「毛嚢炎」というのは少し聞き慣れない言葉ですよね。この毛嚢炎になると、肌に白や黄色のブツブツができます。見た目が若干ニキビに似ていますが、実際はまったくの別物です。

ニキビの場合、毛穴に皮脂や古い角質が詰まって発症します。これは過剰な皮脂の蓄積やターンオーバーの乱れなどが原因です。それに対して毛嚢炎は、脱毛によって肌のバリア機能が下がり、毛穴に黄色・表皮ブドウ球菌やマラセチア菌などの常在菌が入り込んで「毛嚢(毛包)」に感染します。つまりバリア機能が正常であれば起こらない症状です。

人間の肌にはあらかじめバリア機能が備わっており、外部から菌が入り込んで炎症を起こすのを防いでくれます。しかし脱毛の高熱が広範囲に広がると肌の細胞がダメージを受け、水分が逃げやすくなってしまいます。施術後に肌が乾燥するのもそのせいです。水分が逃げた肌はとても無防備で、普段は何ともない菌や刺激でも大きなトラブルになってしまいかねません。

これは決して施術に失敗したというわけではなく、高熱で毛根にダメージを与える以上、避けられない症状です。

ヒゲは皮脂の分泌が多く、毛の量が多いほど毛穴が密集しているので、毛嚢炎を起こしやすくなります。軽い症状の毛嚢炎であれば痛みやかゆみはほとんど無いか、少し感じる程度です。

この場合、先述のとおり3日くらいで収まるか、自然に破裂します。ただ、うっかり指で触れてしまうと悪化して痛みが強くなったり、熱を持ったりすることがあるので、気をつけましょう。化膿すると跡が残るかもしれません。

仮に毛嚢炎が悪化した場合は、皮膚科で治療を受けるようにしましょう。皮膚科に行くと抗真菌薬が処方され、それを毎日患部に塗るのが基本です。

治療期間中に顔を洗うときは抗菌洗浄剤を使います。症状によっては抗生物質を内服したりステロイドを塗ったりしますが、後者は使いすぎると免疫力が低下するので注意しなければいけません。いずれにせよ毛嚢炎がひどくなったらなるべく早く皮膚科へ相談に行き、医師のアドバイスに従って正しい治療を受けることが何より大切です。

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保湿?マスク?ヒゲ脱毛後の炎症を早く治すには

サロンでもクリニックでも、ヒゲを脱毛した後は炎症を悪化させないように、いくつかの注意事項を説明されるはずです。これらの注意事項はよく聞いておき、必ず守りましょう。クリームや塗り薬を渡されたら、ちゃんと指示通りに使います。

ヒゲ脱毛をした直後、肌の赤みや腫れが残っているうちは、体温を上げる行為は厳禁です。例えば入浴や運動、アルコールは控えます。施術を受けた当日と翌日はできる範囲で安静にするのがおすすめです。火照りを感じたら、氷や保冷剤を布で包んだものを肌に当てて冷やしましょう。

肌を清潔に保つためにも洗顔はしたほうが良いですが、ゴシゴシこすってはいけません。石鹸や洗顔フォームをしっかりと泡立てて、手のひらで泡を転がす要領でそっと優しく洗います。タオルで顔を拭くときも、水気を吸わせる要領で軽く押し当てるようにしましょう。

洗顔後は、十分に保湿するのが炎症を悪化させないコツです。まずは化粧水(ローション)をつけて、その上から乳液でふたをするという流れで保湿をしましょう。その際、肌への過度な刺激にならないよう、アルコールや防腐剤が入っていないタイプの製品を選びます。また日中に外出するときは、その上から日焼け止めを塗りましょう。肌のバリア機能が完全に回復するまでには1ヶ月くらいの時間がかかるので、それまではこうしたケアを毎日続けます。

もし注意していても毛嚢炎ができてしまったら、絶対に手や爪で触ってはいけません。つい気になって触りたくなるかもしれませんが、触ってしまうと治りが遅くなるので我慢します。顔に触れる前には必ず手を洗うくらいの配慮が必要です。

ヒゲの自己処理は、炎症や毛嚢炎が収まるまで避けたほうが無難です。外出時にはマスクでカバーすると、紫外線による炎症悪化などを予防してくれる効果があります。どうしてもヒゲを剃らなければいけない場合は、シェーバーを使うと良いでしょう。そのときはシェーバーをしっかり洗って清潔にしてから肌に当てます。カミソリや毛抜きのように肌を傷つける自己処理は厳禁です。

先述のとおり、いつまでも肌の赤みや腫れが引かない、または毛嚢炎が治らない場合は施術を受けたサロンやクリニックに相談し、医師の診察を受けましょう。自分で治そうとするとかえって悪化してしまいかねないので、必ず皮膚科へ行くようにしてくださいね。

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ヒゲ脱毛の炎症はどのように対策すればいい?

会社勤めのように人と接する機会が多い男性は、できるだけヒゲ脱毛した後の炎症を抑えたいもの。

その対策として簡単なのは、クリニックで脱毛するとき、レーザーの出力を弱めてもらうことです。もちろん脱毛効果はやや低下しますが、炎症を抑えられるだけでなく痛みも軽減できるのがメリットです。また最近では「蓄熱式」という温度が低い脱毛方法があるので、ヒゲ脱毛後の炎症が気になる場合は事前に専用の機器があるクリニックで相談してみると良いでしょう。ただし、最終的にどの機器で脱毛するかは医師が判断することになります。

一方サロンの脱毛に使われる光はレーザーに比べると出力が弱いため、炎症が起こりにくいといわれています。ただしクリニックと違って、サロンでは施術中にトラブルが発生してもその場での治療はできません。万が一のときはどのような処置をしてくれるのか、保証はしてくれるのかなど、カウンセリング時に確認しておきましょう。

ちなみに大阪の心斎橋や天神橋、東京の赤坂に店舗を構える人気のメンズサロン「CHANGE」では、「シルキーライト」という最新機器で脱毛します。シルキーライトは冷却ジェルが不要で、かつヤケドしない安全設計です。また、CHANGEは脱毛総合賠償保険にも加入しています。そのようなサロンであれば、炎症のことなどを気にせずに安心してヒゲ脱毛できるでしょう。

なおヒゲ脱毛に伴う炎症は、ヒゲが濃いほど発生しやすい傾向があります。それは、一度の照射で多くのヒゲが反応するからです。脱毛が進んで毛量が減ってくると、炎症が起こりづらくなり、痛みも少なくなります。1回の施術で1~2割のヒゲに効果がありますから、3~5回ほど施術を受けた頃には違いを実感できるようになるでしょう。

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まとめ

ここまで、ヒゲ脱毛による炎症の原因や対策などを一通り見てきましたが、いかがでしたでしょうか。ヒゲ脱毛をした後に肌が炎症を起こすのは、光やレーザーによってヒゲに高熱が発生し、それが周囲に広がって肌にダメージを与えるからです。赤みや腫れなどヤケドに似た炎症が起こるだけでなく、バリア機能の低下によって毛嚢炎も起こりやすくなります。

炎症を悪化させないためには十分に保湿し、清潔な状態を保つのが大切です。正しくケアすれば、ほとんどの場合、どんなに遅くても1週間くらいで収まります。また、最初から炎症を起こす確率をできるだけ下げたいときには、レーザーではなく温度が低い光で脱毛するなど、肌への負担が少ない方法を選ぶと良いでしょう。

それでも万が一炎症が発生して悪化してしまった場合には、必ず早めに医師の診察を受けることを心がけてくださいね。