昨今流行りのブラジリアンワックス。
マギーも、マリエも、壇蜜もホリエモンも本田圭佑選手も槙野選手も、ニコルんもGACKTもワッキーも!
アンダーヘア脱毛する人、増えてきましたね。
日本を代表するデカ乳姉妹、叶姉妹もパイパンを公表しています。
恭子さん ➤「ブラジリアンスタイルにしています」
美香さん ➤ ツルツルに脱毛したVラインに蝶のタトゥー
世の中はまさにパイパンブーム。
いや~、ホントにうれしいことです。
ブラジリアンワックスの歴史と流行
さて、そんなブラジリアンワックスですが、どうしてこんなにも流行ってしまったのでしょう?
いったいどういう歴史を得て、「パイパンブーム」は登場し、「パイパンはブラジリアンワックスで」という風潮になったのでしょうか?
世のアンダーヘア事情はどのように推移していくのでしょうか?
調べてみました。
紀元前からあったパイパン文化
パイパンの歴史はとても古く、紀元前に遡ります。
マッカーサーよりも西郷隆盛よりも、チンギス・ハーンよりも行基さんよりも聖徳太子よりももっと古い、紀元前です。
古代エジプトの女性たちは、「体に毛がない」という状況を大切にしていたそうです。
「無毛の状態」が、当時の女性の「美しさ」「清純さ」「処女性」の象徴であったようです。
ちなみに、そのとき脱毛に使用していたワックスの成分は、「油とハチミツのシュガーワックスだった」というお話です。
#オーガニック脱毛
パイパン文化が普及の口火を切ったのは1990年代
さて、とっっっっても古いルーツを持つパイパンですが、パイパンが白い目で見られなくなったのはごく最近の話です。
ブラジリアンワックスは、その名前から、「ブラジルがルーツ」という話がありますが、私的には「ブラジリアンワックスはニューヨークでスタートした」という話を信じたいです。
この話は、ニューヨーク・マンハッタンのサロン「Jシスターズ」のジョニス・パジーリャさん(ブラジル移民)のケースで、
今のブラジリアンワックスの先駆けとして、1990年代の初頭にビキニ・ワックスを用いたアンダーヘア脱毛のサービスを提供していたというストーリーです。
1970年代後半、ジョネイさんは夫とバイーア州のビーチで魚のフライをつまみにビールを飲んでいた。
ジョネイさんはそこにいた美しい女性を眺めていたのだが、目の前を通り過ぎる女性の小さなビキニの後ろから陰毛がはみ出ているの見て、ぎょっとした。
「その時のイメージは、まるで鏡が粉々に砕けたみたいでした」とマリンさんは言う。
ジョネイさんは次にこう考えた。「え、あんなところにも毛が生えてるの?」
自宅で確認してみると、確かに生えていた。
しかし脱毛してもらおうとサロンに行くと、抵抗に遭ってしまった。
「あたまおかしいんじゃないの? あなたのそんなとこ触るの嫌よ」
と言われてしまったのだ。
なので、ジョネイさんは自分でやることにした。
鏡を持ってワックス用のブースに閉じこもり、痛い思いをしながら実験を3時間ほど続けた結果、最高の気分でブースを出ることに成功した。
ジョネイさんはその後、同僚にもやってみるよう説得した。
「みんな、『すごい、男の人とベッドにいる時も、医者に行く時も、恥ずかしくない。前より清潔な気がする』という反応でした」とマリンさんは説明する。
ニューヨークで技術を提供し始めると、Jシスターズのビキニ・ワックス脱毛は熱狂的な人気を集めた。
BBC NEWS JAPAN より引用
ポルノ業界が注目したパイパン
AV好きの男性はお気づきかもしれませんが、日本のAV女優はアンダーヘアが生えている女性が多く、洋物の女性はパイパンが多いです。
このことからも、海外でいかにパイパンが流行っているか、おわかり頂けるかと思います。
#日本のポルノ業界はまだ流行に乗れていない
さて、Jシスターズがニューヨークで展開したアンダーヘア脱毛ですが、ポルノ業界も目をつけることになります。
1990年代初頭にはオンライン・ポルノが大流行し、アンダーヘアのない俳優やモデルが大勢出演するようになっていった。
アダルト映画制作者のアナ・スパン氏はBBCに対し、「ポルノではその方が都合がいいし、セックスでもその方が便利なので」と話した。
「プレイボーイ」や「ペントハウス」のようなアダルト雑誌もまた、アンダーヘアがほとんどないかまったくない写真を掲載していた。
BBC NEWS JAPAN より引用
そして、ポルノ側は「アンダーヘア脱毛は自分たちが最初にやった!」と主張します。
「これは我々のものだ。うちのポルノ・サイト用のものだ」というのがプレイボーイ誌の言い分だったとジョニスさんは話す。
それに対してジョニスさんは、ブラジルではみんながやっていることだと反論した。
「私たちの文化を紹介しているんだ、と言ったんです」とジョニスさんは話す。
BBC NEWS JAPAN より引用
「ブラジリアンワックスは最初に〇〇が始めました」という事実を認定する期間がなかったのでしょうね。
#言ったもん勝ち
しかし、この出来事ががきっかけで、ブラジリアンワックスが誕生しました。
「だからこそ、世界中でブラジリアンとして知られるようになったんです。
プレイボーイが私たちを放っておくように、そう言ったんです。
でも発祥はここニューヨークで、ブラジルじゃありません」
BBC NEWS JAPAN より引用
ちなみに、『セックス・アンド・ザ・シティ』で主人公のキャリーがスパでブラジリアンワックスを受けるのはそのあとになります。
人気ドラマでのブラジリアンワックスの取り上げは、ブラジリアンワックス人気を一気に広めました。
#マス・メディアの影響力は大きい
本当の先駆者はJシスターズだったことを、みんな忘れていない。
「ゴシップ・ガールズ」や「セックス・アンド・ザ・シティ」のような米国のテレビ・ドラマからの相談も受けた。
「サラ・ジェシカ・パーカーはいつもここに来ていました」とジョセリーさん。
BBC NEWS JAPAN より引用
『セックス・アンド・ザ・シティ』でブラジリアンワックスが取り上げられたのが2000年。
主人公のキャリーはニューヨークでセックスコラムを執筆する、流行に敏感な編集者でした。
#オシャレ番長
そのあとの、パイパンブームの広がりは、「皆さんも知るところかな」と思います。
「見た目が綺麗!」「清潔さもある!」
最初は主に、このような理由で女性の間でブームになり、今や男性もパイパンにする時代になりました。
最初にパイパンが始まってから数千年。
近代のブラジリアンワックスがスタートしてから約30年。
パイパンブームの火付け役ともいうべき『セックス・アンド・ザ・シティ』が公開してから約20年。
こうした長い歴史の中で、パイパン、ブラジリアンワックスは市民権を経てきました。
男性は今はまだスポーツ選手や実業家など一部の実業家間でのブームですが、もうすぐ一般男性陣の間にも脱毛ブームはやってくることでしょう。
#私もパイパン
#銭湯で白い目で見られます
今日のこの、ブラジリアンワックスの人気は、ニューヨークの小さなお店から始まりました
そして、誠実な行動が話題を呼び、ひとつの文化を作ったのです。